webマーケティング

 
webマーケティングとはひと言で言うと、オンラインショップなどのwebサイト、webサービスにより多くの消費者を"集客"し、サイト上に掲載された商品・サービスなどの購入を促すための活動です。テレビCMや雑誌広告などのマス広告を通じて顧客を呼び込む「集客活動」、来店した顧客に商品・サービスなどを勧める「販売活動」をすべてオンライン上で行うものだとイメージすれば、わかりやすいのではないでしょうか。

そもそも「マーケティング」とは、「より多くの商品・サービスを売るための活動」です。そのためには、まず「こんな商品・サービスがある」「どこで売っている」ということを知ってもらわなければなりませんし、その上で、顧客の好みやライフスタイルに合った商品・サービスを提案し、興味を持ってもらう必要があります。

これらの活動を通じて、顧客に「この商品・サービスが欲しい!」と思ってもらい、実際の購入に結び付けていくのがマーケティングの本来の目的です。そしてその活動を、webサイトでの集客力アップ、販売力アップのために行うのが「webマーケティング」なのです。

webサイト、webサービスでは、検索エンジンやリスティング広告、アフィリエイト広告、SNS広告などの広告手段を使って集客します。ここで注意したいのが、広告の選び方や打ち方を間違えると、思ったほどの集客が期待できないということ。また、うまくwebサイトに誘導できたとしても、掲載されている商品・サービスに魅力を感じてもらえるとは限りません。ですから、webサイト上における「情報発信の仕方」や、顧客が欲しいと思っている情報へのwebサイト内での「誘導の仕方」などに工夫を凝らす必要があります。それを考え、実行することこそがwebマーケティングの実際の取り組みなのです。

webマーケティングでは、

・どの広告からどれだけ集客できたのか?

・誰が、どのページを、どれくらいの回数見たのか?

・どのページに、何人がどれくらいの時間滞在したのか?

といったデータを詳細に検証できます。その結果をもとに、誘導の仕方や情報の見せ方などを改善しながら、集客実績や販売実績を上げていくことが可能なのです。

要するにwebマーケティングは、webサイト上の商売を「ますます繁盛させる」ための活動であると言えます。

 

■webマーケティングの重要性

令和2年の日本国内のネットショッピングをはじめとするBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、19.3兆円(前年19.4兆円、前年比0.43%減)とほぼ横ばいになりました。 しかし、2015年の国内市場規模約13.8兆円から比べても、今後も右肩上がりで伸びていく事が予想されます。

なぜなら日本では、高齢化や、非婚化・晩婚化などによって単身世帯人口が増え続けており、「ネットショッピングを活用して、買い物の手間をなるべく省きたい」というニーズが、今後ますます高まると考えられるからです。

スマートフォンやSNSの普及によってネットショッピングがより手軽になったこと、店舗で品切れのものや、遠くまで行かなければ買えないものも簡単に購入できるネットショッピングの利便性が幅広い世代に認知されてきたことも、市場の拡大を後押ししていくでしょう。オンラインショップなどのwebサイト、webサービスの将来には、大きな可能性が広がっていると言えます。

しかしながら、ネットショッピングが普及すればするほど、オンラインショップの増加とともに競争は熾烈になります。氾濫するweb広告の中から、いかに自社の広告を見つけ出してもらい、集客に結び付けるか。また、いかにwebサイトの中に長くとどまってもらい、回遊を促して「欲しい商品・サービス」にたどり着いてもらうか。そして最後に、どうやって「買いたい!」と思わせるのか。これらの行動を"訪問客"の傾向分析に基づいて、限りなく「思い通り」にするwebマーケティングの重要性は、年々高まっていると言えます。

 

■マーケティング施策・実施に向けたPDCAのステップ

マーケティングの基本ステップ
※3C分析など、マクロにおける分析はここでは割愛させて頂きます。

マーケティング施策を実施し、PDCAを回していくための代表的な活動は以下のようなステップで行われます。

 

●PLAN:計画

マーケティングにおけるPDCAサイクルでは、提供しているコンテンツが最適かを判断し、必要に応じて改善を施します。最適化する内容を決め、骨組みを作ることから始まります。

 

●DO:実行

骨組みができたら、その計画に沿って文言やビジュアルを考えます。ここで重要な事は、常にターゲット目線でどう感じるかを軸にする事をお勧めします。また、コンテンツを作り上げる段階で、成果指標も決めておきます。なぜなら、具体的な目標を設定し、改善した結果、どの数字に変化が出ると良くなった、またどのくらいの期間で結果に出るかなど、コンテンツ配信後の分析が分かるからです。

 

●CHECK:確認

企画したコンテンツを具現化・配信できたら、配信後の分析を行い、結果を可視化しします。

下記は分析に必要な主指数

 
●ユニークユーザー数
 特定のサイトやページに訪問したユーザー数。
 
●アクセス数(セッション数)
特定のサイトやページに訪問された回数。
ユーザーひとりで複数回訪問すると、訪問した回数分カウントすることになる。
 
●PV(ページビュー)
特定のページが表示された回数。
1回の訪問で複数ページ閲覧する場合はPV数が増える。
 
●離脱率
サイト訪問後、ブラウザーを閉じたり別サイトへ移動したりする割合。分析ツール次第で、何ページ目で離脱したのか、ページのどこで離脱したのかまで調べることも出来る。
 
●記事更新数
ブログ媒体など、情報発信ツール上でのコンテンツの更新回数。立ち上げ当初の指標としてよく見られる。
 

調べたい指標によって、使うべき分析ツールも変わります。たとえば、Google アナリティクスは無料で使える上に、アクセス数やページ遷移など、基本的な分析指標はほぼ網羅的に調べられる優秀なツールとして有名です。

 

●ACT:改善

可視化された分析結果から、自社のコンテンツマーケティングにおいて何が課題となっているかを検討します。実施施策の成果指標目標と乖離していないか、月単位、週単位で見て、施策前後での数値の変化がないかと調べていくと解決策が見えてきます。

改善策を検討するときは、まずは仮説をたくさん立ててみます。最初から効果や実現可能性に縛られず、いったん自由に案を洗い出し、その中からマーケティングの目的とゴール、現在の社内リソースを加味して、効果的な策に絞って選んでいくと良いと思います。

 
 
【Web集客施策】
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